栄養指導日誌 某月某日
とある日、栄養指導した男性の糖尿患者さん、この頃血糖値が横ばい状態。もうちょっと下げたいなあ、とご自身にどうして下がらないのか自分で理由が思い当たりますか?と問うてみた。
「・・・・夜のウォーキングを明るいうちにやっていたからなあ・・。」 じゃあ、お食事前に運動なさっていたのですか? 「そう。食後にする運動が血糖値を上げにくくするのは栄養士さんに聞いていたからそうしたかったんだけど、暗くなると付いてくるんでねえ。」 誰かが付いてくるんですか? 物騒ですね。 「うん・・・。肩越しにね、自転車に乗っている人がずっと付いてくるのが見えるんだよ。でもさっと振り返るといないんだな。」 ・・・それって・・・そういう話ですか。(^^; 「この前も知り合いの女の人が犬の散歩に出たら、犬があらぬ方向へ吠え立ててたんだって。おかしいなあって思っていたら、その夜に寝床に出たってさ。男の幽霊が。」 それは怖い。 「そうなんだよ。犬って敏感だからな。幽霊が付いて来てきちゃってたんだろうね。いやだからさ、付いてこられると。だから明るいうちに散歩に行ってたんだよ。」 そうですか・・・。よく見ちゃうんですか?そういうの。 「うん、うちの親族は見るやつが多い。UFOも見たことあるよ。」 今度はUFOですか。スーパーナチュラルからX‐ファイルになってきたな。 「吹上でさ。堂平の天文台の方向へオレンジ色の大きな光が地平線スレスレに飛んでいったのよ。堂平ってUFOが見られるんで一時TVにも出てたでしょ。」 あ、あの天文台ってそうだったんですか。知らなかった。(今は天文台はやっていない。) じゃあ、くれぐれも誘拐されないように気をつけてくださいね。 「いやあ、誘拐されてさあ、糖尿病が治っちゃったら儲けもんなんだけどね。」(笑) わはは、そうですね。そうなったらいいんですが・・・。 栄養指導中のちょっとしたお話。お後がよろしいようで・・・。
by gandalfnodeshi
| 2007-10-02 19:57
| 管理栄養士
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