チビ母の独り言

診療報酬

 来年度、つまり4月から病院における診療報酬が大幅に変わる。
栄養科もすごーく変わる。
国も困っているのだろうね。もちろん病院にとっちゃあ減収。

 まず、入院時に患者さんが食事を食べた場合1食でも食べた場合には1日分単位で食事代をもらっていたのが、1食単位になる。
ま、これは患者さんが助かるからいいとして。
次に特別食加算といって、患者さんに糖尿病食や腎臓食など、治療食を食べていた患者さんからとれていた1日350円が1食76円になる。1日として76円×3=228円。122円の減収だね。そして特別食加算の対象となっていた濃厚流動食が対象からはずされる。
その上常勤の管理栄養士がいて、適温適時給食をやっていれば一人1日200円が入ってきた特別管理加算も廃止される。

 その代わりに栄養管理実施加算というのが新設される。これは管理栄養士が最低1人はいて、入院患者の栄養管理計画の作成及び、当該計画に基づく栄養管理の実施を要件として、個々の患者の栄養状態、健康状態等に着目した栄養管理を実際に行った場合について、一人1日120円支払われるのね。
そして選択食をしていればその対象者の一人1日50円もらっていたのも廃止。

 つまり病院において治療食や適温適時給食、選択食などは、もうお金をいただけないほど病院給食の常識になってるってこと。
これからはもっと食事の効果に着目して患者さんの個々の栄養管理を徹底してよ、ってことね。残念ながら病院に入院していながら栄養不良の患者さんもたくさんいるから。

 これらは病院にとっては減収で大変なんだけど、管理栄養士にとっては専門性が認められたってことにもなるのね。これからの管理栄養士は単なる給食のおばちゃんではなく、いや、おばちゃんでもいいんだけど。(笑) 栄養科にこもらず、病棟に上がって直接患者さんやカルテに関って、チーム医療の一員にならにゃあならんのよ。(^^)

 アメリカに遅れること20年、といわれ続けた管理栄養士もとうとうここまで来たのね。(しいみじみ) でもね、それは管理栄養士である我々の実力がなかったからでもあるの。病院の中でも立場の弱い管理栄養士が病棟に上がるには自分自身も力を付ければ上がれないものね。ドクターと話をし、カルテを読みこなすには管理栄養士の養成校を出ただけでは到底できうるものじゃあないし。

 だからこうやって国が「こういうことをやったらお金をあげるよ~。」って目の前に餌をぶら下げてくれると、管理栄養士も病棟に上がらざるを得なくなる。ドクターも病院の上部の方々も「じゃあ、管理栄養士も病棟に上げなきゃ。」って思ってくれる。
といっても新しい仕事が加わるのは大変なのも事実。まだ情報が足んなくて、どれだけのことをしたらいいのか皆目検討もつかないしね。

 今月の25日にその研修があるので、チビ母が代表として行く予定。どうなるかな。
うちのボスはこの1年、献立の立替があって、管理栄養士の産休があって、産休代替の管理栄養士さんが来なくって、と、とっても大変だったけど、献立も立て終わったし、5月から産休も終わるしで、
「やっとのんびりと海外旅行でも行こうと思ってたけど、夢だったわね~。」と情けなさそう。(笑)
チビ母ものんびりとしたい方だからとっても気持ちは分かる。責任者って大変だしね。
でもこれは管理栄養士が力をつけるとっても良いチャンスでもあるのだ。
全国の病院の管理栄養士の皆様、大変だけど、がんばりましょうぞ!
by gandalfnodeshi | 2006-03-19 20:23 | 管理栄養士
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